文化が役に立たないなら、いらないと言えるだけの強さが必要

これは『モリー先生との火曜日』という本に出てくるALSを患いながらもかつての生徒(ミッチ君)と対話を重ねるモリー先生の言葉だ。

 

彼が言うには「既存の文化が僕たちを幸せにするとは限らない」だから「文化が役に立たないなら、そんなものいらないと言えるだけの強さが必要だよ」ということらしい。

 

彼はアメリカのブルックリンの亡命ロシア人(ユダヤ系)の家庭で育った、キリスト教徒ではないアメリカ人だ。

本の著者で元生徒のミッチ(ミッチ・アルボム)にとって、モリー先生(モリー・シュワルツ教授)は大学時代の社会科の教授だ。

 

確かに世間が広めたり押し付けてくる価値観や文化は僕たちを追い立てこそするものの、幸せにしているだろうか?幸せ感は芽生えることもあるだろうがそれは自分で見いだした生活スタイルから感じる幸せとは違うものかもしれない。

 

そういった事をふと考えさせてくれる名言ではないだろうか。